元々、戸建て住宅が当たり前だった社会に昭和30年代になると大規模団地が首都圏に建設されると共にマンション建設が始まりました。
以後、マンション生活者が増加する一方で戸建て住宅の住民はむしろ減少傾向です。
利便性と生活環境を考慮したマンション建設が多いので、戸建て住宅より生活のしやすさが気に入られているようです。
高齢者の増加する社会でマンションのこうした良さを好んで地方の戸建て住宅を手放して大都市圏のマンションへ転居する高齢者が増えています。
こうした事情も地方に限界集落の増える一因になっているようです。
地方の戸建て住宅で暮らすと日常生活にマイカーの必要性が高くなります。
また、総合病院や金融機関、あるいは、賑やかなショッピング街等が近くになく、生活に不便を感じる度合いが強くなるようです。
しかも、若者が職を求めて都市圏へ引っ越してしまうことが多く、一戸建てに高齢者の夫婦か、ひとり暮らしは安心して暮らせない生活になるようです。
一方で、近年、大都市圏に建てられる一戸建ては土地代の高さや広い土地がないせいで、敷地が230坪で3階建ての庭なし住宅がすっかり増えています。